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2020-10-16
教員も学びを止めない ~帝塚山小 授業研究の秋~
本校では、授業研究部を中心に本校の授業力を高めるため毎年「研究主題」を掲げて、教員による授業研究をすすめています。「『自らの思いや考えを発信できる力の育成を目指した授業』を追究する」という研究主題のもと、今年度は本校ならではの伝統的な学習法「ひとり勉強」について、子どもが自らの思いや考えをもつことができるためのあり方を学び合っています。コロナ禍の影響で、学外では研修会が中止されオンライン研修会のみとなり、教員が子どもたちのいる教室で実際に授業を参観し研鑽を積む機会が閉ざされてしまいました。しかし、本校では学びを止めないように、コロナ対策を講じながら1学期より学年間でお互いの授業を見合ったり放課後や土曜日に勉強会を開いたりして、研修を重ねてきました。そして今学期、校内指定研究授業を教員が分散する形で4本実施する運びとなりました。
9月末には「5年生体育における剣道」と「2年生算数におけるかけ算」にて、ひとり勉強のあり方について学び合いました。ひとり勉強は、子ども一人一人が学びに向かい自分の思いや考えをもつ学習です。国語や算数の主要教科においては、このひとり勉強は個々が主体的な学習者になるために欠かせないものですが、体育科におけるひとり勉強については、これまで知見を得る機会が多くありませんでした。どのようなひとり勉強が考えられるのか、授業参観をもとに教員同士で忌憚のない意見を出し、検討しました。明日からの授業に活かしたくなる話し合いができたことは、子どもたちとのよりよい授業をめざす私達にとって、何よりの喜びでした。
本校ではこれらの研修を通して、教員としての自己研鑽に励むとともに、子ども一人一人が生き生きと目を輝かせて学べる授業を実現できるよう、今後も努めていきたいと思います。








